突然ですが!お客様が自社の製品やサービスを知るきっかけを作ったり、
購買意欲を促したりする“販売促進”どのように工夫されていますか?
今回はマレーシア在住の食育講師、藤本崇代がマレーシアでの販促についてレポートしたいと思います!
マレーシアのお国情報
赤道近く、熱帯雨林気候に属するマレーシア。自然あふれるリゾート・アイランドにかこまれたマレー半島と世界最古の熱帯雨林が広がるボルネオ島北部から成り立っています。国土面積は日本よりひとまわり小さい約33万㎢。そのうちおよそ60%が多種の生命を育むジャングルです。公用語はマレー語。ほかに中国語、タミル語、また、英語もよく通用します。これはマレーシアが、マレー系、中国系、インド系、さらに多数の民族で構成される多民族国家あることの表れです。それぞれの民族がもつ多様な文化が、ひとつの国にぎゅっと凝縮されています。マレーシア政府観光局より引用
マレーシアは、東南アジアにある国で、異なる文化や宗教が共存しています。
首都はクアラルンプールで、人口は多様で異なる民族グループから成り立っています。
マレー語が公用語ですが、英語や他の言語も使われているので、留学にも人気です♪
経済は発展しており、製造業や観光が主要です。また、美しい自然景観や歴史的な場所も魅力的ですよ!
マレーシアのチャイニーズ・ニューイヤーとは
春節とは、中国・中華圏における旧暦の正月である。中華圏で最も重要とされる祝祭日であり、新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中国やシンガポールとなど12か国・地域では数日間の祝日が設定されている。 この項目では主に中華圏での旧正月としての春節を取り上げ、その他の地域での旧正月については旧正月の項目を参照。ウィキペディアより引用
マレー系・中華系・インド系とその他の民族が暮らすマレーシアでは、
各民族でお祝いする祝日が異なるため、お正月が4回あると言っても過言ではありません🤗
日本では1月1日〜がお正月ですが、チャイニーズ・ニューイヤーは旧暦のお正月のことです。マレーシアでも、中華系の人達にとって最も重要な祝日です。
毎年日付が変わりますが、今年2024年は2月10日が元旦で15日間を旧正月として町中が真っ赤に装飾され、新暦のお正月よりも派手で盛大にお祝いされます!!
ショッピングモールでのチャイニーズ・イヤーニュー装飾!
祭りの雰囲気が満載!!✨
マレーシア全体が賑やかで、ストリートやショッピングモールはド派手に飾りつけられ、お祭りの雰囲気が広がります。赤と金の色合いが凄い!! 赤は中国文化で縁起が良い色とされており、チャイニーズ・ニューイヤーの時期にはショッピングモールが赤い飾りや照明で彩られます。金色も繁栄や富を象徴するため、金色のデコレーションも多くありました!
繁栄や幸運をもたらすライオンダンス!!
チャイニーズ・ニューイヤーのライオンダンスは、繁栄や幸運を象徴し、邪悪な霊を追い払うと信じられています。ライオンダンスは、2人のダンサーが一緒になってライオンの姿を模倣する舞台芸術です。大きなライオンの頭と尾を持ち、色とりどりの服装や羽根飾りで装飾されています!障害物や挑戦を含んだパフォーマンスが行われ、見ていて感動します!高いポールに登ったり、小道を渡るなどの困難な動作が盛り込まれますがこれは、ライオンが邪悪な霊を追い払い、家やビジネスに繁栄をもたらすと信じられているからだそうです!!
マレーシアの売り場販促
マレーシアの販促売り場は、大きなショッピングモールや小売店で見られます。これらの場所では、商品のディスプレイや特売品の陳列などで販促活動が行われています。
また、季節やイベントに合わせて特別なセールが開催されることもあります。
マレーシアの販促について
文化の尊重
マレーシアは多文化共存の国であり、マレー系、中華系、インド系などさまざまな民族が暮らしています。販促活動では、これらの異なる文化を尊重し、理解することがとても重要なのです!
文化的なイベントや祝祭りに合わせてキャンペーンを展開することで、地域社会とのつながりを深めることができます。
多言語対応
マレーシアではマレー語が国の公用語である一方で、英語や中国語、タミル語も幅広く使用されています。広告や販促資料は、これらの言語に対応したものを用意することで、より広範な視聴者にアプローチしているようです!
宗教的な遵守
マレーシアはイスラム教が主要な宗教であり、イスラム教の価値観や規範を尊重することが大切です。特に施設の運営時間や商品の宗教的な規制に留意する必要があります!
私はシャーアラムというムスリムの方が多い地域に住んでいます。なので、お酒や豚肉は特別なところでないと購入できません。
地域ごとの違い
マレーシアは広範な地域にわたる国であり、地域ごとに文化や消費者の嗜好に違いがあります。地域によって異なる需要やトレンドを理解し、それに応じた販促戦略を展開することが効果的です。
同じ系列のスーパーマーケットでも、地域によって商品が違うので面白いです
デジタルマーケティング
インターネットの普及率が高いため、デジタルマーケティングが非常に重要です。
ソーシャルメディア広告やオンライン販売プラットフォームを活用して、広い範囲の消費者にアクセスするそうです!お問い合わせもWhatsAppというメッセージアプリを利用してすぐに解決します。
言語が苦手な私はとても助かってます!!
特別な日に合わせたキャンペーン
マレーシアではさまざまな宗教的・文化的な祭りがあります。これらの時期に特別なプロモーションやセールを実施することで、購買意欲を引き上げることが期待できます。
日本と違って本当に何もかもがド派手です✨
キャンペーンに合わせた陳列
先ほどご紹介したチャイニーズニューイヤーはまさしくイベントに合わせた特別セールで商品を紹介するチャンスです!
日本でいう初売りのような感じが1月~2月ずっと続いています😂
沢山の商品がお得に購入できますよー!っとアピールをしていました。
縁起を担いで赤色や金色にラッピングされた商品が連なっていました。日本の福袋のようですね!
マレーシア式食品売り場
海外のスーパーマーケット面白いですよね!
日本と何が違うのか?私が戸惑ったのはグラム売りの野菜や果物が多いことです!!
日本は全てが個包装になっていて全てに値段が書いてありますが、マレーシアのスーパーマーケットは個包装になっているものとそうでないものがあります。包装されていない物は、野菜・果物売り場の中央にグラムを測ってくれるところに持って行き、バーコードをつけてもらいます!
これは文化の違いではありますが、合理的でエコであると思いました。
日本と違う販売促進のやり方
日本のスーパーマーケットでは購入してもらうために、その商品のアレンジレシピや健康に関する情報をポップのようなものでアピールしますよね!美味しいものを食べて健康になるって凄くいいと思ってました!!
マレーシアは健康に関するリテラシーが低いように感じます(実際に糖尿病患者がずっと増えているそうです)
なので、健康要素よりも「1つ買うと1つプレゼント、3つ買うとエコバッグプレゼント」のようなお得要素を訴求する売り方を多く見かけます!
感想
いかがだったでしょうか?今回はマレーシアの販売促進についてお伝えしました!
国の特徴や文化の違いでさまざまなところで影響をしているんだなぁ~!と思いました。
私の個人な印象としてはマレーシアはとにかく派手!そしてお得感を出した販売促進が多いと思いました!
なので、見ていて本当に面白いです😂イベントも沢山です!!
日本はお客様に対するサービスが素晴らしいです!そして、健康に対する意識が高いと思いました!
さすが長寿国!!
日本で販売促進のイベントをするなら健康+商品が相性がいいのかもしれませんね!
健康的な食材で集客にご興味がある方は、食育マルシェ(詳しくはこちら)
お得感を出した食材イベントに興味がある方は、たべいくマルシェ(詳しくはこちら)
それではselamat tinggal(スラマッ ティンガル)!(マレー語でさようなら!)✋